Andreas Vollenweider - Belladonna
ベラドンナと名付けられた曲。
落ち着いた美しい音の調べから始まり、愛らしい予感を感じさせつつ、次第に情熱的な音に変わっていく。
そしていつしか荒涼の地に足を踏み入れたかのようにリズムが消えていく。
ベラドンナと名付けられた曲。
落ち着いた美しい音の調べから始まり、愛らしい予感を感じさせつつ、次第に情熱的な音に変わっていく。
そしていつしか荒涼の地に足を踏み入れたかのようにリズムが消えていく。
イギリスの作曲家兼ギタリスト、サイモン・ジェフスを中心とした楽団。
一応現代音楽の範疇だが、ミニマル音楽や民族音楽の要素が強い。
ジャケットには、ペンギンとペンギン頭の人という、少々不思議で、少しエロチックな雰囲気のイラストが使われた。
エクソシストのテーマ曲でもあるTubular Bellsがあまりに有名なマイク・オールドフィールドだが、私はここでは、あえてOmmadawnを紹介しておきたい。
これは彼の3枚目のアルバムで、曲には牧歌的でのどかな風景が詰め込まれている。
♪蜘蛛と私は座って空を見上げている
♪音のない私達の世界で
♪僕らは蜘蛛の巣を編む
♪小さな羽虫を捕らえるために
♪音のない私達の世界で
年に1度か2度、やたらこの曲が聴きたくなる。
普通の音楽とは一線を引いた、不思議な音楽である。
ボコーダーとハーモナイザーを用いたエレクトロ・ループ・サウンドは、今ではむしろ懐かしい音なのだけれど、当時の不思議な浮遊感を、今もこの曲は持ち合わせている。
美しい音、という形容が最も合う曲ではないかと思う。
穏やかで力強いピアノの響きに、妖精のようなソプラノボイスが絡み、バイオリンの燐とした孤独の音がその後を引き継ぐ。
幻想的で耽美な、聖なる森の中深くにある、秘密の場所。
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