Minnie Riperton - Lovin' You
Submitted by ちゅん
7月
16
2013
ラジオで耳にする度に、誰が歌っているのかと思っていた。
ラジオでは、たいてい、歌の前に曲名やアーティスト名を言う。
だから、この曲だ!と思っても、もう曲名もアーティスト名も分からない。
そんなすれ違いを何度も繰り返したのが、この曲だった。
普通の人には絶対に無理であろう高い声。
それを難無く歌声にしていることは、それだけで素晴らしい驚きだった。
そして、彼女の名前を私がやっと覚えた頃、もう彼女はこの世にはいなかった。
スティービー・ワンダーに見出され、この曲を出したのが1974年12月。
乳癌で亡くなったのが79年7月。
31歳の若さだった。
私は昔、女性ボーカルにはほとんど興味がなかった。
ロックは好きでも、ポピュラーやソウルはほとんど聴いていなかった。
ラヴソングとは意図的に距離を置いていたし、ラジオもまめなリスナーではなかった。
けれど、彼女だけはもっと早く、真剣に聴くべきだったと今も思う。
最近、この曲をカバーする歌手が増えた。
それだけ声に自信のある歌手が増えたのだ。
けれど、鳥の声に囲まれたミニーの声は、やはり私にとって特別なものだ。
リリース:
1974年
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