The Cars - Just What I Needed
70年代末のニュー・ウェイブの中心にいたバンド。
クールで正確な演奏と、目立つ音色のシンセ・リード、そしてポップで覚えやすいメロディーで、多くのファンを魅了した。
曲の多くはギターのリック・オケイセックが作っている。
デビュー前の彼らは、この曲のデモ・テープを地元FM局に送った。
曲を気に入ったDJが番組でかけたところ、リクエストが殺到。
それがそのままレコード・デビューに結びついたという。
その後、1stアルバム「The Сars」はプラチナディスク、2枚目「Candy-O」は全米チャート3位、グラミー賞新人賞ノミネート、また1984年には第1回MTVアウォードをマイケル・ジャクソンの「スリラー」やシンディ・ローパー、マドンナ等を押しのけ受賞するなど、圧倒的な人気を博していた。
ちなみに、この曲の邦題は「燃える欲望」。
1stアルバムの邦題は「錯乱のドライブ」。
はっきり言って、日本スタッフのセンスを疑う。
このバンド、世界的な人気の高さの割に、何故か日本では認知度が低いのだが、その最大の原因は、レコード会社の邦題のセンスの悪さではないか。
バンドは1988年に解散が報じられたが、2005年に中心人物だった2人を除く形で「New Cars」として復活。
その際はトッド・ラングレンがボーカルを担当し、トッド人脈のメンバーが参加している。
そして2010年、既に癌で亡くなっていたベンジャミン・オールを除く全員が揃って、改めて活動を再開。
2011年には24年ぶりの新アルバムも出している。
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