水曜日のカンパネラ - ドラキュラ
水曜日のカンパネラは、歌唱とパフォーマンスのコムアイ、作詞作曲編曲のケンモチヒデフミ、ディレクター兼マネージャーのDir.Fの3人によるユニット。
コムアイの少々不思議な色物的キャラクターと、ケンモチヒデフミの創る曲の摩訶不思議な世界観がとても面白い。
彼らは音楽ユニットではあるが、音楽という縛りには囚われず、もっと自由に作品を作ろうとしているように見える。
そして、歌の主題も、あえて「愛」を外し、ショートストーリーを作りながらも、そこから意図的に主張を抜き、演劇的な表現そのものを楽しんでもらおうとしているように見える。
こうした独特な方向性を持つ音楽ユニットはとても珍しい。
少々語弊はあるかもしれないが、80年台に活躍したゲルニカの現代版とは言えるかもしれない。
コムアイは、最初はアイドル候補生のような立場だったらしいが、個性の強さというか、アクの強さからか、一緒に組む予定だったアイドル候補者がいなくなり、ピンで歌唱だけ担当するような形で雇われたのが、このユニットだったという。
しかし、コムアイの個性の強さが、ケンモチヒデフミの曲と出会ったことで、水曜日のカンパネラ独自の表現が開花した。
曲はほとんどケンモチヒデフミが作っているが、ケンモチヒデフミが作ってきたデモを元にミーティングを開き、3人が思ったことをどんどん発言し、それを元に詩や構成を盛り込んでいき、最終形態を再度ケンモチヒデフミがまとめる…という流れであるらしい。
コムアイがラジオで発言していたのだが、ミーティング中の発言が予想外の形で曲に取り込まれていくことも多いらしく、やはり3人のキャラクターがうまくはまったのだろう。
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コメント
ショートコメディ風のPV。
サビの「血い、吸うたろか」が耳に残る。
水曜日のカンパネラ - 桃太郎
水曜日のカンパネラ - 桃太郎
共にアルバム「私を鬼ヶ島に連れてって」に収録された曲だが、こちらはアルバムに先立ちシングルでも発売されている。
正直言って、アニメの絵は私の好みではない。
しかし、音楽の独自性というか、個性が凄いと思う。
ラジオで初めて聴いた時、戦慄めいた衝撃だった。