スガシカオ - 黄金の月
Submitted by ちゅん
8月
7
2013
♪ぼくの情熱はいまや
♪流したはずの涙より
♪冷たくなってしまった
彼の歌には、いつも絶望やディスコミュニケーションがある。
理解されないことへの絶望、伝わらないことの悔しさ、流行(はやり)を空しく思い、社会の善意を信じられず、未来を諦め、日常を否定し、孤独を愛し、死に憧れ、そうした自分を受け入れることで、ぎりぎりのところで現実に踏み留まる。
これを私は病理だとは思わない。
むしろ誰もが、多かれ少なかれ、抱えているものではないか。
根暗ではあるだろう。
だが、楽天的に生きられない時、スガの歌に救われる者は、間違いなく多いと思う。
私は彼の曲に対しては、好き嫌いが大きい。
聴いてて「しんどいな」と思う曲も多い。
けれど、好きな曲はとことん好きだ。
この曲は彼の2枚目のシングルであり、1stアルバム「Clover」に収められている。
それにしても、「スガシカオ」とは、妙に現実離れした不思議な芸名だと思っていたのだが、実は本名をカタカナにしただけだそうだ。
どこか現実と乖離しているように見えて、実はしっかり根は張っている。
そんな彼らしい名前なのかもしれない。
リリース:
1997年
コメント
オリジナルVer.
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Live アコVer.
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