チューリップ - 夢中さ君に

7月 9 2013

君のすてきな胸のふくらみが
ゆれうごくだけで僕は狂いそう

彼らの人気を不動にした、初期の代表曲「心の旅」のB面に納められた、軽やかなRock'n Rollに乗ったラブソング。

彼らは和製ビートルズを目指していたというが、まさに初期のビートルズそのままのサウンドである。
ファンの女の子の狂騒が聞こえてきそうだ。

このシングルによって彼らの人気は不動となり、その後もたくさんのヒット曲を生んでいく。
あまりに人気が出過ぎてしまい、アイドルとして扱われるようにもなった。
私も当時、彼らのムック本を買ったもんなぁ。
写真集のような、楽譜集のような、アイドル本だった。

しかし、チューリップの最も評価すべき功績は、日本語をポップスの軽やかなメロディーに乗せることに成功したバンドだということだろう。

当時、日本人のアーティストのほとんど全てが、日本語の扱いに四苦八苦していた。
フォークならともかく、ロックやポップスに日本語を乗せることに成功したバンドは、未だ事実上無かったと思う。
なんとか乗せることはできても、決して軽やかとは言えなかった。

財津氏はそれを軽やかに成し遂げたのだ。

それにしても、「胸のふくらみがゆれうごく」にドキドキした男の子女の子は多かったんだろうなぁ。

リリース: 
1973年

コメント

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