山崎まさよし - One more time, One more chance
♪これ以上何を失えば 心は 許されるの
♪どれ程の痛みならば もう一度君に会える
山崎の初期の代表曲であり、切なさが溢れる名曲。
彼が初主演した映画「月とキャベツ」の主題歌でもある。
山崎の歌は、ちょっと聞いただけの印象だと、そっけないものが多い。
聴き込めば、その歌に込められたメッセージの深さが分かるのだが、どこかぶっきらぼうな歌い方に感じてしまい、歌の内容の本質まで辿り着けないリスナーは多いのではないだろうか。
しかしこの曲は違う。
一度聞いただけで、切なさが込み上げてくる。
感情が強く流れ込んでくる。
だから、山崎の歌をあまり知らない女性にも、山崎のほかの曲はあまり好きではないという人でも、この曲は好きだと言う者は多い。
それぐらい、多くの人に伝えられるものを含んだ曲なのだが。
悔しいことに、これは大変難しい曲なのだ。
ギターを弾き、歌うのは、とっても難しい。
私はこの曲をたまに弾き、歌おうとするが、最後まで歌いきることがなかなか出来ずにいる。
まず、キーが高い。
一応ぎりぎり歌える高さなのだが、あまりにぎりぎりで、また後半は息継ぎのタイミングも難しく、声が続かなくなってしまう。
ならば転調して、キーを落として歌おうかと、普段の私なら安易に考えるところなのだが、この曲は、オリジナルのキーでないと、ギターの雰囲気が残し辛い。
つまり、ギターで普通に弾き語る前提だと、ギターそのもののチューニングを落とすぐらいしか、やりようがない。
かといって、この曲だけチューニングを落として奏るのも躊躇われる…。
そんなわけで、この曲をしっかり歌える人を、私は尊敬せざるをえないのだ。
なお、このジャケットは、2007年にアニメ「秒速5センチメートル」でこの曲が使用された際のもの。
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ライブ&ピアノVer.
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