Monsoon - Ever so lonely
エキゾチックなインド風ポップス。
インド楽器のシタールとタブラを前面に押し出し、ピアノとベースがサポート。
そこに当時未だ17歳のインド系イギリス人、Sheila Chandraのボーカルをフューチャーした、ユニークなバンドだった。
Sheilaは、既にイギリスのTVで、俳優業をしていたらしい。
でも踊れるし、歌えるから、どうせなら歌手もやらせよう。
なら、そのエキゾチックな印象を生かしたインド風歌謡に…というわけで、モンスーンというユニークなバンドが出来上がったらしい。
仕掛け人はSteve Coeというプロデューサーで、彼女の夫。
当時既に結婚していたかどうかまでは未確認。
当時のTVの映像を見ると、なぜか駱駝が出てきたり、スフィンクスが置かれていたり、欧米人のアジア観の無茶苦茶さが微笑ましい。
けれど、彼女のボーカルやエキゾチックな雰囲気は大いに受け、この曲は全英シングルチャート12位にまで上昇する。
しかし残念なことに、レコード会社とバンドの方針が折り合わず、バンドはアルバム1枚(Third Eye)だけで解散となる。
だが、シタール奏者のMartin SmithとSteve Coeは、彼女をソロデビューさせ、その後もバックアップを継続させた。
彼女は今もソロで活躍中で、ワールドミュージックではかなりの権威になっている模様。
2002年、映画「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」で、「Breath of Life(生命の息吹)」という曲も歌っている。
コメント
こちらはMonsoon版のオリジナル。歌っている映像は
こちらはMonsoon版のオリジナル。
歌っている映像は、TV番組に出たときのもの。
ただし音は、アルバム収録の音になっているようだ。
こちらはソロ名義のライブ時の映像。おそらく30代後半
こちらはソロ名義のライブ時の映像。
おそらく30代後半?
声に磨きがかかっている。