やまさき十三/北見けんいち - 釣りバカ日誌
私はこの漫画を、とても不思議な漫画だと思っている。
好きな漫画なのに、物語の先を、たいして読みたいとは思っていない。
普段は、この漫画のことを、ほとんど忘れている。
けれど、読めば、やっぱり好きなのだ。
私はこの漫画を、とても不思議な漫画だと思っている。
好きな漫画なのに、物語の先を、たいして読みたいとは思っていない。
普段は、この漫画のことを、ほとんど忘れている。
けれど、読めば、やっぱり好きなのだ。
とうとう完結してしまった。
残念だなぁと思う。
「もっと続きを読みたかった」という意味でも、「この終わり方でいいのか」という意味でも。
宇宙飛行士を目指す少年少女の物語。
少年少女たち個々の思いと宇宙への憧れを、とても細やかに描き出している。
この作品の特異な点は、ファンタジー要素を盛り込んだことだ。
東京赤坂の、とあるデザイン事務所の日常をコミカルに描いた作品だが、何故か大阪弁の地の文が常に付く。
この解説(?)文が、かつての講談やラジオドラマのようで、実に味わい深い。
もしかしたら、この地の文こそが主人公ではないかと思えるほどなのである。
いわゆるスパイ・アクションものだが、007やMIとはかなり異なる。
時代は第二次世界大戦より更に数年前。
戦時のスパイ機関という、少々特殊な、いや、ある意味、よりリアルな舞台での、スパイ活動を描いた作品。
世の中には色々な人がいるが、中には性別が無い人もいるというのは、なかなか受け入れられにくい事実だろう。
自己の元々の性を否定する人のことではない。
身体的に男でもあり女でもある人、あるいは、男でもなく女でもない人が、世の中には存在する。
原爆投下によって被爆し、生き延びた人々の思いを、被爆者、被爆2世、3世のそれぞれの視点で描いたマンガだ。
3部作になっていて、計98ページ。
ボリュームのある作品ではないが、この作品から伝わってくるものは多い。
共学の中学校に勤める鈴木先生は、常に徹底して生徒を理解しようとする。
何故その生徒は、そのような行動を取ったのか。
何故その生徒はそこに拘り、感情的になるのか。
何故その生徒は、この事実を知っているのか。
最初、なんて下品で下手な絵だろうと思った。
この絵でどんな話を描いているんだと、最初から呆れ返って読み出してみたら、眼から鱗がばらばらと何十枚も落ちた。
とんでもなく面白かったのだ。
失恋した人、結婚しようとしている人、恋人になりたいと思っている人、自分の人生をどう作ろうかと迷っている人、ただただ独身が続いている人。
いろんな人が出てくるけれど、誰もがひたむきで、真剣で、けなげだ。
そして、きっと同じような瞬間が、自分にもありえそうな、あるいは、あったような、そんな気がする。
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