Todd Rundgren - Just One Victory
TODDは変人で、スーパースターで、音の魔術師で、ミュージシャンズ・ミュージシャンと言われる。
最初は少々とっつきにくいが、奥が深く、聴けば聴くほど発見がある。
ポピュラー・ソングの枠を超えた変な曲も沢山あるが、同時に、驚くほどピュアな曲も作る。
TODDは変人で、スーパースターで、音の魔術師で、ミュージシャンズ・ミュージシャンと言われる。
最初は少々とっつきにくいが、奥が深く、聴けば聴くほど発見がある。
ポピュラー・ソングの枠を超えた変な曲も沢山あるが、同時に、驚くほどピュアな曲も作る。
♪もしも僕がこの世界に生まれてこなかったなら
♪僕のこの白いギターはいったい誰が弾いていたんだろう
日本では珍しく、男っぽい汗を感じるバンド。
浅井(V,G)、照井(B)、中村(D)の3人のみの構成だが、3人ともパワーもテクもあり、圧倒的な音圧を感じさせてくれる。
かつてこのバンドは、ライブを一切行わなかった。
レコードを作るためだけのプロジェクトであり、その中心メンバーであるアランは楽器もほとんど触らず、歌も歌わなかった。
しかし、そのクオリティーは圧倒的に高く、しかも聴きやすく、美しかった。
♪バスが(バスが)止まって(並木道に)
♪外は雨がふっている(外は雨が)
シンプルなギターに、歌が交互にかけ合う。
ごく短い曲だが、妙に描写がリアルで、当時の学生のアンニュイでセンチメンタルな情緒感を上手く表現していたと思う。
私が彼女の歌を聴きだしたのは何時からだっただろう。
昔のことだから、もうあやふやだ。
でも、これだけは分かっている。
私が彼女の声を、彼女の声だと認識したうえできちんと聴いた時には、彼女はもう旅立った後だった。
♪海よ 祈りの海よ
♪波の声響く空よ
声が伸びる。沖縄の明るい青空に、伸びやかに響く。
海をまたぎ、波を超えて、その声は届く。
年に1度か2度、やたらこの曲が聴きたくなる。
普通の音楽とは一線を引いた、不思議な音楽である。
ボコーダーとハーモナイザーを用いたエレクトロ・ループ・サウンドは、今ではむしろ懐かしい音なのだけれど、当時の不思議な浮遊感を、今もこの曲は持ち合わせている。
♪風まじりの雪がすべる浜辺に
♪稲妻のような波が轟く
粒立ちの良い跳ねて舞い上がるようなリズム、クールでカラッと乾いたサウンド、どちらも当時の日本では得られない音だった。
そんな軽快な音をバックに、彼のギターが甘い蜜のように弾けている。
カンサスは、アメリカ南部の荒々しさと、クラシックの気品を併せ持つ。
サザン・ロックのパワフルなプレイと、プログレッシブ・ロックの複雑な構成、そしてヴァイオリンの豊かな気品。
この独自の混合が、魔法のような音楽を作り出す。
♪夜に首絞められて
♪地下道の入り口に
♪お前を誘い出してから
ムーンライダーズは「はちみつぱい」を母体としながらも、当時の流行(はやり)をより明確に掴んだバンドだった。
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