たかみち - 百万畳ラビリンス
ゲームステージ感覚の異次元に放り込まれた時、貴方はいかにして脱出を試み、そこから何を得ることが出来るだろう。
得てしてパターン化されがちな「不気味で奇妙な物語」が、いつのまにか発見ワクワク感に満ちていく流れがとても心地良い。
ゲームステージ感覚の異次元に放り込まれた時、貴方はいかにして脱出を試み、そこから何を得ることが出来るだろう。
得てしてパターン化されがちな「不気味で奇妙な物語」が、いつのまにか発見ワクワク感に満ちていく流れがとても心地良い。
黒ベタを多用したレトロ・チックな絵がイカす、19世紀末を舞台にしたスパイ活劇。ただし、主人公のスパイは女性と恐竜人だ。
この世界では、直立二足歩行する人型の恐竜が、人の社会に紛れ込んでいるのである。
卯月妙子を知っている人は、少々特殊だろう。
漫画家としては、さほど有名ではない。著作も少ない。
けれど、彼女の作品には独特の毒と安らぎがある。
毒を許せない読者と、感動する読者に、読者は確実に割れると思う。
少々悩んだ末に、ふくやまけいこ評をもう一つ書くことにした。
前回のエントリーを書いた時点で、私はこの二冊の短篇集を読んでいなかった。
読んだことで、彼女に対する評価がかなり変わってしまったのだ。
私はかねてより、ふくやまけいこは惜しい漫画家だと思っている。
絵はとてもとても上手いのだけど、物語がどこか物足りない。
登場人物が誰も彼も優し過ぎて、だからストーリーに緊張感が無い。
けれど、その優しさの表現が半端ないので、実にもったいないのだ。
連載当時、軍事関連のマンガなど、滅多に無かったはずだ。
だが、原子力潜水艦が逃亡するというストーリーは、いつしか国際政治の可能性論まで膨らみ、多くの人がこの本に注目するようになった。
国会においてすら、このマンガの話題が出たぐらいだ。
酒場で男に騙された恨みを洗いざらしぶっちゃけた主人公ミナレは、翌日職場で、そのクダ巻きがラジオからそのまま流れてきて、慌てる。
自分の声が録音されていた? そのまま流されたらヤバすぎるって!
そういえば、呑んでた隣の席は、ラジオ局のいかにも怪しげな人だった!!
人馬、竜人、角人、翼人、長耳人、人魚といったファンタジー系の人類が通う高校を舞台にした、日常系生活ドラマ。
この世界は現代の地球の日本とよく似た文化を持つが、人は進化の過程で四本肢から六本肢に移行しており、ホモ・サピエンスの定義が異なっている。
リリカルと言ってもいい、繊細な感情のひだを、美しく繊細に描画したかと思うと、暴力的なほどの荒々しい漢の衝動を、力強い硬派の線で鮮やかに刻みつける。
明るいコミカルな軽妙さ。思春期独自のセンチメンタリズム。
彼はそうしたものを全て抱えた作家だった。
料理のうんちくマンガは、いつの間にか膨大な量になろうとしているが、うんちくに感心することと美味しい料理を食べることには、とても大きな溝が存在する。
適度なうんちくは料理を評価する舌を育て、食事の楽しみを増やしてくれるが、得てしてうんちくを並べる者は無神経な者であることも多く、うんちくによって食事の楽しみを奪われ、料理を味気ないものにされてしまったという、腹立たしい経験を持つ方も多かろう。
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