Uriah Heep - Look At Yourself

8月 13 2013

1971年に発表された、邦題「対自核」。
アルバム前面は鏡面処理で、自分の顔が映る仕様になっていた。
カッコよい日本語タイトルと奇をてらったデザインは、それだけで既に「買い」だった。

この素晴らしい邦題は、私の記憶では今野雄二氏の命名だったはず。
確かPink Floydの「原子心母」も彼の命名だったはずだ。

曲も素晴らしかった。
冒頭のドラム連打とギターのディストーションに期待が盛り上がり、オルガンのコードワークが一気に音圧を高める。
端正で迫力のあるボーカルに神々しいコーラスが絡み、ギターが場を打ち砕く。
スピード感のあるROCKらしい展開に惚れ惚れとしたものだ。

イギリスのハードロックバンドだが、凝った展開はプログレッシブであり、コーラスの美しさはクイーンともかなりいい勝負だった。
迫力のある曲が多い一方で、コーラスや12弦ギター等を多用し、美しい曲も多い。
ただし曲の題材は、ジプシー、夢魔、魔法使い、悪魔など、かなり黒っぽいものが多い。

今も続く長寿バンド。
ギターのミック・ボックスがリーダーであり、彼がギターを弾いている様は、実に楽しそうでいい。

メンバーチェンジにより、特にボーカルの雰囲気は、時期によって大きく異なる。
このアルバムも含め、初代ヴォーカリストのデヴィッド・バイロンの頃が、私は一番好きだ。

リリース: 
1971年

コメント

ユーザー ちゅん の写真

ユーザー ちゅん の写真

こちらは武道館ライブ(1973年)の様子。
当時の武道館は音が酷く、バイロンもモニターが聞き取りにくそうだ。

ユーザー ちゅん の写真

おまけ。(笑)

1分45秒あたりから。


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