ソロ名義の5枚目、「Ten Summoner's Tales」に収められた、ギターのアルペジオ・パターンがとても印象的な曲。

ギターの印象的なフレーズはドミニク・ミラーによるもので、作曲はドミニク・ミラーとの共作扱いになっている。

スティングは、ソングライターとしても、ボーカリストとしても、またベーシストとしても素晴らしい才能を持っている。
リズミカルな曲も、ムーディーな曲もこなすが、彼のボーカルは、ムーディーな曲やセンチメンタルな曲でも力強い。
力強く、しかし孤独の陰がある。
孤高と言った方がいいかもしれない。

この曲も、寂しげで、センチメンタルで、そして力強い。
なんと美しい、そしてなんと寂しげな曲だろうか。

映画「レオン」のエンディングにも使われたし、これほど印象的なサウンドだ。
きっと、どこかで聴きた覚えのある人は多いだろう。

このギターフレーズを弾くには、指がかなり開かないと難しい。
ドミニク・ミラー本人も、指が比較的楽になるミニギターで弾くことが多い。
だが、指さえ開けば、そう極端に難しくはなさそうだ。

そのうちぜひ、弾けるようになりたいものだと思っている。