Andrew Lloyd Webber - Jesus Christ Superstar

7月 6 2013

この映画に出会ったのも十代の頃だった。
フォークとロックの時代であり、音楽が世界を変えると本気で思っていた。

現在の風俗を過去の歴史に持ち込み、イエスとユダ、そして彼らを取り巻く人々と社会を、思い切った描写で描いた斬新なロック・ミュージカル。
その映画化がこれだ。

イエスを神として描写するのではなく、理想を信じる人として描き、ユダがいかにイエスを愛し、愛するゆえにイエスを裏切ったかを描く。

冒頭の、砂漠の中をバスが走ってくるシーン。
音楽の中、そのバスが止まり、バスから映画の大道具小道具を取り出し、役者達がメーキャップを始める。
そこから一気にストーリーが転がり始め、物語はイエスの最後の1週間を象徴的に辿っていく。

今の感覚で見れば、映像は少々古臭い。
しかし未だに、この作品に関わった者達の愛情がガシガシと伝わってくる。

アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽は荒々しくも繊細。
イエス役のテッド・ニーリーやユダ役のカール・アンダーソン、マグダラのマリアのイヴォンヌ・エリマン、ほぼ全てのキャストの声がまた素晴らしい。

リリース: 
1973年

コメント

ユーザー ちゅん の写真

いくつかハイライトシーンを。

youtubeにはフルバージョンもありましたが。。。


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