高中正義 - MAMBO NO.5

8月 18 2013

高中のシングル2枚目。
キューバのマンボ王、Perez Pradoの代表曲インストゥルメンタルを、Chris Mosdellの作詞でカバーした。
底抜けに明るいギターサウンドが新鮮だった。

原曲は1949年の曲だが、日本の教科書にも掲載されている名曲。
1999年にもドイツ人歌手ルー・ベガのバージョンがヒットしているから、全く聴いたことも無い人は少ないと思う。

高中がこのシングルを出したのは1977年。
(この曲が収録されているアルバム「TAKANAKA」の発売も1977年。)

サディスティック・ミカ・バンドの解散が1975年で、サディスティックスでの活動が1976年から1978年だから、サディスティックスと平行してのソロ活動だった。

サディスティックスのメンバーは、それぞれソロや別プロジェクトでの活動が増えており、サディスティックスは1978年に自然消滅している。
そして高中は、当時日本ではかなり珍しい、インストゥルメンタルのミュージシャンとして、広く認知されるようになる。

高中のサウンドは、夏の海岸が似合う。
常夏の海岸、潮の香り、青く広い空と白い雲、亜熱帯植物。
こういうカラッとした明るいサウンドが、彼のギターの特徴だ。
ブルーノートの暗さと、ほぼ無縁なのである。

当時のROCKミュージシャン、特にギタリストは、ブルーノートから離れられなかった。
当時細野は熱帯のサウンドを模索していたが、こういう賑やかな方向性ではなかった。
だから、こういうギタリストは大変珍しい。

そしてその明るいサウンドで、彼は世界のTAKANAKAブランドを作り上げる。

リリース: 
1977年

コメント

ユーザー ちゅん の写真

ユーザー ちゅん の写真

40周年記念ライブで

ユーザー ちゅん の写真

Perez Pradoのオリジナル

ユーザー ちゅん の写真

ルー・ベガ版


enlightened私も好き♪/嫌い」への投票は、ユーザー登録なしでもできるようになっています。
ただし、トップページのように、本文の一部しか表示されていない場所では投票できません。
タイトルもしくは「この続きを読む」をクリックして、全文を表示させてから投票してください。
投票は、実際に視聴したことのある作品に対してのみ行うようにしてください。
ユーザー登録なしでの投票は、通常、約24時間後に反映されます。