細野晴臣 - はらいそ

7月 7 2013

夢にいつか見たあのファンタジー
追えば行き着くところ桟橋

日本に居て、異国を思う。異国に行き、その風俗の中で暮らす。
親しんだ日本に別れを告げ、新しい街に溶け込む。

移民。渡航。船の旅。
そこには悩ましい現実と、切ない感傷と、重たい不安、そして滲む希望がある。
その悩ましさも、切なさも、重みも断ち切って、彼は誘う。

はらいそ。パラダイス。
現実には存在しない、夢と希望の国。

南国の楽天的な音の中に、やるせない哀愁が散りばめられている。
だから、いつ聴いてもこの音は、懐かしくも、常に新しい。

細野氏の曲の中で、私が最も好きな曲である。

このアルバムの後、彼はYMOを結成し、世界に挑んだ。

リリース: 
1978年

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