猫十字社 - 猫つぐら島 猫は悪友 犬は盟友編

7月 24 2013

犬を飼い始める前に、ぜひ読んでみて欲しい本。
犬を飼い、育てていくときに、知っておくべきこと、悩むことを、実際に犬を飼い始めた筆者と、その知人の熟練者との対話の中から、しっかり学ぶことが出来る。

それは犬との付き合い方、犬に対する愛情の注ぎ方でもある。

猫十字社氏は少し不思議な漫画家だ。
最初に「黒のもんもん組」というギャグ漫画に出合ったとき、そのユニークな感覚に驚くとともに、「猫十字社」というペンネームのセンスに首をかしげた。

はたしてこの作者はどのような人であろうか?
もしかしたら、複数の人で書いているのだろうか?
猫十字とはどういう意味なのだろうか?
もしかしてクリスチャンなのだろうか?
いや、仮にクリスチャンだったら、猫を付けるのは不敬なのでは?

おそらく、この時点で、私は氏の策略に嵌まっていたのだ。

猫つぐら島は、コミックエッセイであり、作者の普段の漫画と違って、話の流れはストレート。
登場人物が全部動物の姿になっているので、なんだか動物村の物語のよう。
しかも全ページ、フルカラーで、美しく、可愛い。

そして、犬のしつけの話はとても丁寧で、しっかり書いている。

でも、この表紙を見て、これが実質「犬の飼い方のガイドブック」だと気が付く人は、ほとんどいないんじゃなかろうか。

リリース: 
2002年

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