憂歌団 - 胸が痛い

9月 9 2013

おまえに恋して 俺の心はボロボロ
割れたガラスのようになってしまったのさ

木村充揮のボーカルは、「天使のダミ声」と呼ばれる。
それぐらい、他に形容できない独特の包容力を持つ。

憂歌団の結成は1970年。彼らが未だ高校生の頃、文化祭のステージだった。
プロデビューは1975年。この頃には既に大阪では、超有名バンドだった。

当時の大阪はブルースのメッカで、どのライブハウスでもブルース色の強いバンドでなければ評価されなかった嫌いがある。
その大阪で最も支持されていたバンドの一つが憂歌団だった。

上田正樹とサウストゥサウスのレコードデビューも1975年だから、当時はまさにこの二つのバンドが大阪を牛耳っていたのかもしれない。

「胸が痛い」はアルバム「Big Town, Small Hands」に収録され、シングルカットされた。
憂歌団中期の代表曲の一つだが、憂歌団のメンバーが作った曲ではない。

康珍化の作詞で、作曲は羽田一郎。
二人とも歌謡曲中心に曲を提供している人だけに、なんだかせっかくのブルースバンドの看板が惜しいようにも感じられる。

が、上田正樹の最大のヒットとなった「悲しい色やね」も康珍化の作詞。
こちらは1982年の曲だから、時間差は結構あるが、案外これは、ブルースと歌謡曲との関係を派的に表しているのかもしれない。

リリース: 
1989年

コメント

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オリジナルVer.のスタジオライブ

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1991年のNew Ver.のライブ

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大阪のとある店で、クリスマス・イブの夜に

ボロボロだけど、素晴らしい…。


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