山田まりお - スーパーOL バカ女の祭典
Submitted by ちゅん
8月
6
2013
4コマ漫画だが、まずこのタイトルは反則だろう。
男の作家がこのタイトルを使ったら、ウーマンリブの女傑からボコボコにされかねない。
だが、このタイトルは圧倒的に正しい。
このマンガのバカぶりは、VOWも真っ青になるぐらい破壊的だからだ。
もちろん笑いのツボというやつは、人によってかなり違うから、私が面白いと思ったネタが貴方も笑わせてくれるとは限らない。
それでも、私の笑いの沸点は決して低くはないと思うし、むしろあざとい笑いや虐めネタには、引くことが多い。
私をニヤつかせる程度ならともかく、無条件に笑わせるのは、かなり難しいと思う。
そしてまた私は、女の笑い芸人は難しいな、といつも思っている。
確かに笑えても、どこか哀れな気持ちになりやすい。
カラッと笑える女性というのは、本当に貴重なのだ。
かつて全盛期の山田邦子や久本雅美には、まさにダイヤのようなオーラがあったと思う。
それを前提に、このマンガは本気で凄いと、私は思う。
登場人物は女性ばかりで、しかも変人ばかり、そのほとんどがバカである。
一つ間違えば痛々しいばかりだろうに、にも関わらず、本気で笑える。
哀れどころか、その天才的なバカぶりに、尊敬したいと思えるほどだ。
まぁ、実際にこんな人達が傍にいたら、大変だろうとは思うけども。
リリース:
1999年