天王寺キツネ - うぽって!!

9月 10 2013

名作かどうかはともかく、とてもユニークな漫画であることは間違いない。
なにせ主人公が銃器である。

正確には、ライフルやサブマシンガンを女子中学生や女子小学生として擬人化し、その学校での出来事を描くという、ある意味、大変実験的な漫画である。

擬人化という手法は昔からある。
冷蔵庫やTVを擬人化して、彼らに物語を語らせる手法は、私が子供の頃からあった。

だが、最近の漫画における擬人化は、昔の概念を超え、旧世代の私には想像もできないほどに広がっている。
その先端を行く一つの成功例が、この作品だろう。

登場人物を挙げてみる。
・ふんこ(FNC/ベルギー製アサルトライフル)
・いちろく(M16A4/アメリカ製アサルトライフル)
・しぐ(SG550/スイス製アサルトライフル)
・える(L85A1/イギリス製アサルトライフル)
・えむぴ(MP5A2/ドイツ製サブマシンガン)
・ウージー(UZI SMG/イスラエル製サブマシンガン)

もう十分だろう。
銃の特徴がそのまま人の特徴として昇華され、キャラクター化されている。
だが、銃器だけあって、授業も部活も銃がらみ。
彼女たちがどのように楽しそうな青春を送っているか、誰が想像できるだろうか。

こういう発想が出来る人は、頭の柔軟な人なのだと思う。

2012年にはアニメ化されている。

リリース: 
2009年

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