シリア・ポール/大瀧詠一 - 夢で逢えたら

8月 20 2013

夢でもし逢えたら 素敵なことね
あなたに逢えるまで 眠り続けたい

元「はっぴいえんど」の大瀧詠一が作詞作曲した楽曲だが、ずいぶんたくさんの人がこの曲を歌っている。

吉田美奈子、シリア・ポール、桜田淳子、岩崎宏美、桑名晴子、石川ひとみ、ラッツ&スター、キンモクセイ…数えればきりが無い。
おそらく大瀧にとって最大の代表曲ではないか。

一般的には吉田美奈子の代表曲として認知されているようだが、私はシリア・ポールが先だとばかり思っていた。
きちんと確認してみたら、吉田美奈子の方が早く、1976年。
シリア・ポールは1977年だった。

この曲は元々、アン・ルイス用に書かれた曲である。
しかし彼女のイメージに合わず、没になったという。
もっとも、結局彼女も、後にこの曲を歌っているのだが。

吉田美奈子はアマチュア時代から「はっぴいえんど」とは顔なじみだった。
その縁からか、一番最初にこの歌を歌ったものの、この曲のシングルカットには抵抗していたという。
彼女はオリジナルではない曲が自分の代表曲のように扱われる事が嫌だったのだ。
吉田がレコード会社を移籍した後に、RVCが彼女の意向を無視してシングルカットしてしまい、幸か不幸か、この曲は彼女の代表曲となってしまう。

シリア・ポールは、日本で子役として活躍していた、大阪出身のインド系タレント。
80年代までラジオのパーソナリティとしても活動していた。
彼女の歌手デビューの話が出たときに、大瀧がプロデュースすることになり、この曲を使ったのだ。

吉田の伸びやかな声もいいが、私はやっぱりシリアの甘い声の方が好きかな。

ラッツ&スターも大瀧とは縁が深い。
まだアマチュアだった頃に大瀧の「LET'S ONDO AGAIN」で、「竜ヶ崎宇童とモンスター」名義で歌っているのだから。

歌っている人全てを取り上げるわけにもいかないので、後は省略。

なお、大瀧自身のアルバムでは、この曲はインストゥルメンタルとしてしか収録されていない。

リリース: 
1977年

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17組セットVer.


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