スガシカオ - 黄金の月
♪ぼくの情熱はいまや
♪流したはずの涙より
♪冷たくなってしまった
彼の歌には、いつも絶望やディスコミュニケーションがある。
♪ぼくの情熱はいまや
♪流したはずの涙より
♪冷たくなってしまった
彼の歌には、いつも絶望やディスコミュニケーションがある。
1970年代末、最もおしゃれで、最も軽薄だった音楽の一つ。
ジャンル的にはシンセ・ポップだが、ニューウェーブと捉える向きもあるようだ。
軽快なダンス・ミュージックを、コンピューターとシンセで組み立てた、ごく初期の成功者である。
♪真夜中の街角
♪しゃがみこんだ女
彼女には転機が2度あった。
寺山修司の劇団「天井桟敷」に出会ったこと、そしてジャニス・ジョプリンのレコードに出会ったこと。
飛びぬけた情熱的な歌唱力と、豊富なサウンド・アイデアを併せ持つ、イタリア系カナダ人のシンガー・ソング・ライター。
ドラマチックで迫力のあるフュージョン系サウンドは、様々なアーティストに影響を与えた。
(私見だが、おそらくは山下達郎にも、かなりの影響を与えたと思う。)
TODDは変人で、スーパースターで、音の魔術師で、ミュージシャンズ・ミュージシャンと言われる。
最初は少々とっつきにくいが、奥が深く、聴けば聴くほど発見がある。
ポピュラー・ソングの枠を超えた変な曲も沢山あるが、同時に、驚くほどピュアな曲も作る。
♪もしも僕がこの世界に生まれてこなかったなら
♪僕のこの白いギターはいったい誰が弾いていたんだろう
日本では珍しく、男っぽい汗を感じるバンド。
浅井(V,G)、照井(B)、中村(D)の3人のみの構成だが、3人ともパワーもテクもあり、圧倒的な音圧を感じさせてくれる。
かつてこのバンドは、ライブを一切行わなかった。
レコードを作るためだけのプロジェクトであり、その中心メンバーであるアランは楽器もほとんど触らず、歌も歌わなかった。
しかし、そのクオリティーは圧倒的に高く、しかも聴きやすく、美しかった。
私が彼女の歌を聴きだしたのは何時からだっただろう。
昔のことだから、もうあやふやだ。
でも、これだけは分かっている。
私が彼女の声を、彼女の声だと認識したうえできちんと聴いた時には、彼女はもう旅立った後だった。
年に1度か2度、やたらこの曲が聴きたくなる。
普通の音楽とは一線を引いた、不思議な音楽である。
ボコーダーとハーモナイザーを用いたエレクトロ・ループ・サウンドは、今ではむしろ懐かしい音なのだけれど、当時の不思議な浮遊感を、今もこの曲は持ち合わせている。
♪風まじりの雪がすべる浜辺に
♪稲妻のような波が轟く
粒立ちの良い跳ねて舞い上がるようなリズム、クールでカラッと乾いたサウンド、どちらも当時の日本では得られない音だった。
そんな軽快な音をバックに、彼のギターが甘い蜜のように弾けている。
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