Jeff Beck - Scatterbrain

7月 21 2013

ジェフ・ベックは1975年に「Blow By Blow」というアルバムを出すことで、ギターの神様になった。

フュージョンの傾向が強く、全編がインストゥルメンタルである。
にも関わらず、なんと饒舌で、なんと表現力の豊かなことか。

どの曲も素晴らしいが、特にこの曲はそのスピード感が凄い。
ギター、キーボード、ベース、ドラム。
その全てが弾丸となって脳みそに飛び込んでくるようだった。

発表当時のアルバムの邦題は「ギター殺人者の凱旋」だった。
まさにこれによってノックアウトされたファンは膨大だっただろう。

翌年、ベックは「Wired」というアルバムを出す。
「Blow By Blow」の方向性のまま、参加メンバーを増強し、よりハードかつよりダイナミックな内容に仕上げた。
これもまた素晴らしかった。

私はこの2枚を何度聴いたか分からない。
何度聴いても新しい発見があった。

ただ、クレジットをよく見てみると、「Blow By Blow」では4曲がベックの作曲もしくは共作だが、「Wired」ではベックの作曲は皆無だ。
その後のアルバムも、彼の作曲は少ない。

しかし、彼でなければ、この2枚のギターも、サウンドも、有り得なかった。
ベックは天性のプレイヤーなのだ。

リリース: 
1975年

コメント

ユーザー ちゅん の写真

アルバムVer.

割と最近(?)のLive Ver.(更にスピードアップしている!)


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