Camel - The Snow Goose

7月 14 2013

この音楽に映像を付けたら、どれほど素晴らしいものが出来上がるだろう。
私はそう考えずにはいられない。
音の中に様々な感情があふれ出てくる。
時に傷つき、時に癒され、時に勇気付けられ、時に愛情で溢れる。
人の中にある孤独や慈しみを突き動かす優しさに満ちている。

1975年に日本では「白雁」と題されて発売された、ポール・ギャリコの同名小説「スノーグース」を基にしたコンセプト・アルバムである。

全編がインストゥルメンタルの組曲として構成されており、美しいメロディー、繊細なトーン、ダイナミックな展開と、完成度が非常に高い。

キャメルは今も活動中の長寿バンドだが、81年以降とこの当時では、同じ曲を演奏していても、微妙に雰囲気が異なる。

当時はギターとキーボードが共に繊細で軽快なリードを披露し、ドラムも多彩で細やかで独特の存在感があった。
バンドならではのアンサンブルこそがキャメルであった。

しかし現在はギターがメインで、それ以外はバックに徹した雰囲気になってしまった。
オリジナルメンバーがギターだけしか残っていないのだから仕方ないのだが。

リリース: 
1975年

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