竹本泉 - ねこめーわく

7月 12 2013

ヒト化した猫が住民となったパラレルワールドの地球に、たまたま迷い込んだ主人公。
可愛い猫たちの身勝手さに翻弄されながらも、様々な謎に迫ったり(?)解いたり(?)しつつ…。

しつつも、まぁ、なんというか、話は決して解決に向けて転がったりしないのです。
竹本泉ですから。
不思議で楽しい世界を、能天気におもいっきり楽しむのが竹本流なのです。

SFですが、理論とか気にしちゃいけません。
ファンタジーですが、要するになんでもありです。

でも、このゆる~いふわふわ感が心地よいのですよ。

発想のベースは「猿の惑星」ですよね。
でも元ネタを知らなくても楽しいです。

竹本氏は、もう結構な年齢のはずなんですが、最近の絵を見ても、あまり変わりがありません。

普通、漫画家って、年齢と共に、タッチやデッサンがどこかしら変わってくるんです。
若者を描いているつもりでも、どこか年寄り臭さが出てしまう。
ペンが震えるようになったりもする。

竹本氏の場合は、年齢と共に、構図やアップがより大胆になってきていますが、登場人物には年齢の影響は出ていないですね。
独自の世界観を持つ方ならではの特徴かもしれません。

リリース: 
1991年

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