山崎まさよし - One more time, One more chance

8月 26 2013

これ以上何を失えば 心は 許されるの
どれ程の痛みならば もう一度君に会える

山崎の初期の代表曲であり、切なさが溢れる名曲。
彼が初主演した映画「月とキャベツ」の主題歌でもある。

山崎の歌は、ちょっと聞いただけの印象だと、そっけないものが多い。
聴き込めば、その歌に込められたメッセージの深さが分かるのだが、どこかぶっきらぼうな歌い方に感じてしまい、歌の内容の本質まで辿り着けないリスナーは多いのではないだろうか。

しかしこの曲は違う。
一度聞いただけで、切なさが込み上げてくる。
感情が強く流れ込んでくる。
だから、山崎の歌をあまり知らない女性にも、山崎のほかの曲はあまり好きではないという人でも、この曲は好きだと言う者は多い。

それぐらい、多くの人に伝えられるものを含んだ曲なのだが。

悔しいことに、これは大変難しい曲なのだ。
ギターを弾き、歌うのは、とっても難しい。
私はこの曲をたまに弾き、歌おうとするが、最後まで歌いきることがなかなか出来ずにいる。

まず、キーが高い。
一応ぎりぎり歌える高さなのだが、あまりにぎりぎりで、また後半は息継ぎのタイミングも難しく、声が続かなくなってしまう。

ならば転調して、キーを落として歌おうかと、普段の私なら安易に考えるところなのだが、この曲は、オリジナルのキーでないと、ギターの雰囲気が残し辛い。

つまり、ギターで普通に弾き語る前提だと、ギターそのもののチューニングを落とすぐらいしか、やりようがない。
かといって、この曲だけチューニングを落として奏るのも躊躇われる…。

そんなわけで、この曲をしっかり歌える人を、私は尊敬せざるをえないのだ。

なお、このジャケットは、2007年にアニメ「秒速5センチメートル」でこの曲が使用された際のもの。

リリース: 
1997年

コメント

ユーザー ちゅん の写真

ユーザー ちゅん の写真

ライブ&ピアノVer.


enlightened私も好き♪/嫌い」への投票は、ユーザー登録なしでもできるようになっています。
ただし、トップページのように、本文の一部しか表示されていない場所では投票できません。
タイトルもしくは「この続きを読む」をクリックして、全文を表示させてから投票してください。
投票は、実際に視聴したことのある作品に対してのみ行うようにしてください。
ユーザー登録なしでの投票は、通常、約24時間後に反映されます。