堀下さゆり - カゼノトオリミチ

8月 28 2013

風を感じて旅に出ようか
憧れだったあの街へ

私はこの歌い手のことを、あまり知らない。
けれど、この曲は好きだ。

この曲を知ったのは、全くの偶然だった。
ある曲の楽譜を探していたら、その楽譜がNHKの「みんなのうた」の本に収録されていることが分かり、その本を購入したら、この曲の楽譜も入っていたのだ。

それで、YouTubeで探して聴いてみたら、すっかり気に入ってしまった。
それが5年ぐらい前だったと思う。

舌っ足らずな歌い方は、少々気にならないでもないのだが、日常から逃避し、旅に出、風を感じ、それで癒され、また日常に戻れるという流れに、とても共感を覚える。

そして、「ゆらゆら」を繰り返すサビの部分に、風に抱かれる開放感と、慈しみと癒しを感じる。

この曲は、最初、堀下がインディーズ時代に出したアルバム「プライベート~The Piano Album~」に収録された。
それが「みんなのうた」で取り上げられ、それが縁でメジャーデビューが決まったらしい。

「みんなのうた」においても、この曲のリクエストはかなり多いらしく、その後何度も再放送されている。

彼女は福島出身で、東日本大震災の際は、福島の自宅にいたという。
以来、避難所でのライブやボランティア活動も続けているそうだ。

※画像はメジャーデビューのアルバム「カゼノトオリミチ」。
 リリース年は「プライベート~The Piano Album~」の発売日を記した。

リリース: 
2004年

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